TOKYO2020大会まで、あと約一年となりました。
東京オリンピックの当初のコンセプトは、「都市の中心で開催するコンパクトな大会」です。
神奈川県では、横浜スタジアムが「野球・ソフトボール」、江の島ヨットハーバーが「セーリング」の会場になることが決定しました。
横浜スタジアムは、横浜DeNAベイスターズの本拠地として有名ですね。皆様もテレビで一度はご覧になったことがあると思います。
それでは江の島ヨットハーバーとは、どんなところなのでしょうか?
今回の記事では、江の島ヨットハーバーと江の島でのセーリング体験情報をお伝えしていきたいと思います。
日本初の競技用ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅が最寄り駅となります。片瀬江ノ島駅から橋を渡った江の島内にあります。
1964年の東京オリンピック開催の際に日本で初めて作られた競技用ヨットハーバーです。日本最大級の公共ヨットハーバーでもあります。
日本のヨット活動の普及に貢献してきた、公共ヨットハーバーの草分けと呼べる存在です。
日本ではあまりなじみのないセーリングですが、オリンピックの歴史は古く、第2回パリ1900大会から実施されています。
アトランタ1996大会までは「ヨット」、シドニー2000大会から現在の「セーリング」が競技名となりました。
東京1964大会で使われた聖火台は、ハーバー内に設置されています。
江の島のヨットハーバーに来たよ!
来年はここで2度目のオリンピックかいさいされるんだね。楽しみ〜(๑•ω•๑)
明日は江の島春まつりに遊びに行くよ!コッキング苑付近に出没よてい💕グリーティングの時間もあるから一緒に写真撮ってね(๑>◡<๑)✨ pic.twitter.com/ylOCZt7cmd— ふじキュン♡ (@Promo_Fujisawa) 2019年3月8日
今回のオリンピックにも使えそうな、立派な聖火台です。
「キュンとするまち。藤沢」公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」のように、聖火台は記念写真に絶好のスポットですね。
TOKYO2020大会セーリング競技のチケット
(こちらは2019年7月15日時点の画像です)
TOKYO2020大会チケットの1次抽選販売落選者向けた、再抽選販売の「セカンドチャンス」が、2019年8月に実施されます。
「セカンドチャンス」では、数十万枚のチケットが発売されるのではないかと、予想されています。この「セカンドチャンス」は、1次抽選で1枚も買えなかった方だけが、申し込める救済策です。
さらには2019年秋~冬に開催される2次抽選。2020年春の店頭販売、公式リセールと、まだ購入機会は残っています。
オリンピック公式パートナーの旅行会社による、公式観戦ツアーもあります。
激戦必至のプラチナチケットですが、まだチャンスはあります。
ぜひとも生で観戦したいですね。
TOKYO2020大会のセーリング開催日程
TOKYO2020大会は、2020年7月24日から8月9日までの17日間開催されます。史上最多の33種目の競技が行われるということで、期待が高まります。
セーリングは、7月26日から8月5日までの期間、開催される予定です。
この日程は、2019年4月19日に発表されたものです。競技日程は今後変わる可能性があり、また天候よる急な変更もあります。
最新の情報は、東京2020公式サイトでご確認ください。
TOKYO2020大会セーリング、大注目の日本選手
今回の大会で注文の選手は、土居愛美選手です。
1993年、神奈川生まれの20代という若さですが、日本セーリング界期待の選手です。
2019年6月、ドイツ伝統のキールウィーク女子レーザーラジアル級で、銀メダルを獲得してTOKYO2020大会への切符を手にしました。
また湘南・平塚市在住の大村杏奈選手も見逃せません。
東海大学付属相模高校3年という若さながら、実力を大きく伸ばしています。
2019年7月に鳥取県境港公共マリーナにおいて開催される、セーリング「レーザー級世界選手権大会」に初出場します。大村選手は7月19日に出場予定です。
この大会はTOKYO2020大会の五輪の代表選考も兼ねているので、結果が気になりますね。
「レーザー級世界大会選手権」のレースは観戦無料ですので、気になった方はぜひ2019レーザー級世界選手権大会公式サイトをご確認ください。
湘南でオリンピアン気分のセーリング体験
ここまでお読みになって、セーリングに興味を持たれた方もいらっしゃると思いますので、セーリング体験についてご紹介したいと思います。
小型ヨットで人気のセーリング体験
江の島ヨットハーバーでは、毎年4月から10月までの期間限定で、セーリング体験も楽しめます。
詳細はNPO法人セイラビリティ江の島のサイトでご確認ください。年間600人以上の方が体験されている、安全で実績のあるセーリング体験です。
リピーター歓迎とのことですので、個人でもお友達と誘い合ってでも、気軽に参加したいですね。
4タイプのセーリング体験
TOKYO2020大会を記念して、神奈川県スポーツ局セーリング課でセーリング海上体験会の募集をしています。
こちらは2019年6月から10月までの期間限定です。
セイラビリティ江の島ではハンザ級だけですが、こちらはハンザ、シーラーク、530、シーカラと、四種類から選べます。どれも安全性の高いヨットです。
江の島ヨットハーバー、横浜ベイサイドマリーナ、八景島マリーナ、シーボニアマリーナ(三浦市)と、神奈川県の広範囲で開催されます。
過去の神奈川県主催イベントの様子は、とても気持ちよさそうですね。
人気の湘南テラスモールで陸上セーリング体験
2018年4月26日にグランドリニューアルオープンした、大人気の湘南テラスモール。コスメ、ファッション、グルメがぐっと充実し、リニューアル後は過去最高の収益を記録したそうです。
そんな人気スポットの湘南テラスモールで、2019年8月3日に、TOKYO2020大会一年前記念イベントが、開催されます。
「~Tokyo 2020 1 Year to Go!~ 1年前記念イベント in 藤沢」です。
このイベントはTOKYO2020大会一年前を記念して、各地で開催されるイベントやプロジェクト「1 Year to Go!」の一環として、開催されます。
体験イベントコーナーでは、セーリング陸上体験が行われます。乗船体験や記念写真撮影などが予定されています。
またオープニングイベントでは、リオオリンピック・セーリング日本代表の伊勢田愛さんもいらっしゃいます。こちらも見逃せませんね。
オリンピックの予習にも! 江の島で世界大会を観戦
オリンピックでのセーリング観戦に興味がある方は多いと思いますが、ルールがよくわからないという方も多いですよね。
セーリングは簡単に言えば、決められたルートを走り一番早くゴールしたら勝ち、という競技です。
セーリングは、セール(帆)で受けた風の力だけで、前に進みます。他艇の動きだけではなく、風向き、風速、潮の流れをいち早く察知しなければなりません。
ほんの少しの作戦ミスが、レースの流れを大きく変えてしまうこともあります。ダイナミックなように見えて、繊細な競技です。
また点数の少ない方が勝ちという、ルールがあります。
これは「低得点方式」と呼ばれ、最終的な得点数が最も低いチームが優勝となります。1位は1点、2位は2点、3位は3点といったように点数が上がっていきます。
これは反則などがあった際に、加点をするためです。
セーリング・ワールドカップを楽しもう
オリンピックより一足早く、江の島ヨットハーバーで「セーリング ワールドカップシリーズ江の島大会2019」が行われます。
この大会は「READY STEADY TOKYO」と名付けられた、TOKYO2020のテストイベントの一つです。
2019年8月25日〜9月1日の間に、オリンピック10種目の競技が開催される予定です。
約50ヵ国から、約600人の選手が参加を予定している、大規模な大会です。興味を持たれた方は、ぜひ観戦してみてください。
現地で観戦するときには、スマホアプリの「スマホでヨットレース」をダウンロードしておくと、GPSでリアルタイムに航跡を追跡できるので、試合展開がよくわかります。
2018年大会では、大型モニターが設置されてレースの行方を見守ることが出来ました。おそらく今年も、用意されるのではないでしょうか。
間近で観戦できる特別なチャンス
ワールドカップでは、神奈川県在住の方向けにクルーザーに乗ってセーリング世界大会(470級世界選手権)を観戦しよう!も企画されています。
東京1964大会の際に、国内外の来賓用クルーザーとして建造された大型木造帆船「やまゆり」に乗船し、競技を観戦できます。「やまゆり」は湘南の貴婦人と呼ばれるほど、美しい船です。
競技経験者による解説もあるので、心強いですね。
クルーザーに乗り、セーリング経験者からの解説を聞きながら観戦できるという、非常に貴重なチャンスです。
470級は小柄な日本人が活躍しやすいと言われるクラスです。レースの結果に、期待が高まりますね。
湘南・江の島でTOKYO2020大会を満喫
TOKYO2020大会まであと一年です。
このページでは
・二度目のオリンピックを迎える、伝統の江の島ヨットハーバー
・TOKYO2020大会のセーリング
・湘南で楽しめるセーリング体験
・セーリング ワールドカップシリーズ江の島大会2019
についてご紹介してきました。
湘南でセーリングを体験してみたいと思っていただけましたら、幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。