大船の観光スポット! 大船観音寺の見どころ,基本情報,御朱印

JR大船駅から見える大船観音はご存知ですか?JRの上り電車に乗ると駅に着く直前、左側の山の上に見える白いやさしいお顔の観音さまです。大船のシンボルとも言える大船観音ですが、なかなかお参りするチャンスがないかも?そんな大船観音をご紹介します!

大船駅
(日本神奈川県鎌倉市大船1丁目大船駅)
大船観音寺
(鎌倉市岡本1丁目5-3)

1.大船観音について

大船観音は大船駅から徒歩5分ほどで行くことができます。

大船観音は昭和2年に地元の名士により寄付金が募られ、昭和4年より工事が始まりました。しかし戦争や世界恐慌の影響により工事は中断されてしまいます。そして昭和32年に設計を始めからやり直す形で工事が始まり、昭和35年に完成しました。

世界平和を祈願し、戦没者の慰霊のために作られた観音さまは、高さは25mもある巨大なものです。お寺の場所が崖地のため、胸から上の胸像として建てられています。

観音さまの胎内に入ることもでき、中には20分の1の大きさの原型像や、十一面観音像が祭られています。平和と子宝祈願、安産祈願、子どもの無病息災にとても効果があるそうですよ。

2.大船観音の見どころ

2-1.大船大観音像


出典:鎌倉史跡・寺社データベース

見どころは何と言っても美しい観音さまです。長い階段を上っていくと、真正面に観音さまのお顔が見え、大迫力でせまってくるようです。近くでみると薄い白黄色(白がかった黄色)で、やさしいお顔はあたたかく参拝される方を見つめています。

角度を変えると違う表情に見えるのもこの観音さまの不思議なところで、遠くから見るのと真下から見るのでは、まったく違うお顔に見えますよ。

また観音さまがいる大船観音寺は、山門や鐘楼堂、他の仏さまをお祭りしたお堂も建っています。その中には平安時代に作られた聖観音立像もあり、お正月の三が日のみ公開されている秘蔵です。美しいあでやかな聖観音さまにもぜひお参りしてみてくださいね。

2-2.原爆の火の塔


出典:大船観音寺

大船観音寺の境内には「原爆犠牲者慰霊碑」が立っています。また、慰霊碑の右手には「原爆の火の塔」があります。この原爆の火の塔には、「原爆の火」が今も灯り続けています。

毎年9月には、この原爆慰霊碑の前に被災者が集い慰霊祭が行われています。

2-3.御朱印

近年ブームになっている御朱印集めですが、大船観音寺でも御朱印をいただくことができます。料金は300円です。

3.イベント情報

一年を通じて、さまざまな仏教の行事やイベントが行われています。その中からいくつかオススメの行事をご紹介します。

・2月1日 節分追儺会
節分ではにぎやかに豆まきが行われ、地元では大変人気のある行事です。境内があまり広くないため定員となると入れなくなるのでお早めに!

・4月8日 釈尊降誕会
お釈迦さまのお誕生日にあたる日で、盛大なお祭りと甘茶のご接待を受けることができます。桜のきれいな時期でもあるので、お花見がてらご参拝してみてはいかがでしょうか?

・12月31日 除夜の鐘
大晦日の夜に行われる除夜の鐘も、ここ大船観音寺で行うことができます。鎌倉への初詣の前に立ち寄ることもできますね。

・毎週日曜日 坐禅会
日曜日の朝9時〜11時には坐禅会と茶話会が行われています。観音さまのもとで清々しい坐禅を行ってみては?会費300円と経本500円となっています(電話予約必要)

他にも月ごとに行事がありますので、大船観音寺ホームページからご確認ください。

4.大船観音の基本情報

住所:神奈川県鎌倉市岡本1丁目5-3
定休日:無休
参拝時間:9:00〜17:00(冬季16:30まで)
拝観料:大人300円、子ども100円(幼児無料)、団体200円(20名様以上)
御朱印帳:あり
駐車場:なし
アクセス:JR大船駅、西口より徒歩5分
電話番号:0467-43-1561

5.まとめ

いかがだったでしょうか?

電車からいつも見える観音さまが、実は胸像だったというのが驚きですね。また真っ白な観音さまが世界の平和を祈っておられる、と胸に響きました。

大船にお越しの際にはぜひ一度お参りしてみてくださいね。